宮古市災害資料アーカイブとは

「宮古市災害資料アーカイブ」公開にあたって -宮古市長メッセージ

 宮古市は、古くは、江戸時代初期の慶長16年の津波など、過去に何度も大きな災害による壊滅的な被害を受け、その都度、市民一丸となって、再建・復興を遂げてきた歴史があります。
 このたび、地震や津波だけでなく、台風や火災など宮古市を襲った様々な災害に関する資料を集めた、「宮古市災害資料アーカイブ~みやこあす~」を立ち上げました。
 「みやこあす」では、災害の歴史、明治三陸地震津波以降の災害関連の写真、文書や新聞記事など約4万点をデータベース化したほか、災害の経験者のインタビュー映像なども収録しております。
 今後も、多くの災害に関する資料の収集に努め、宮古市における災害の歴史と教訓を確実に後世に繋げてまいります。

2023年3月宮古市長 山本 正德

「宮古市災害資料アーカイブ」の特徴

明治以降の自然災害を対象に、
災害関連資料を登録公開

地震津波災害をはじめ風水害・土砂災害、林野火災など、宮古市に被害をもたらした災害を対象に約4万点の資料をアーカイブ公開しています。

特集コンテンツ「宮古市100有余年の
闘いと東日本大震災」

津波常襲地帯といわれる三陸エリア。私たち宮古市の災害の歴史は、津波との闘いの歴史でもありました。
世界有数の海岸防潮堤を有して幾多の津波被害を乗り越え、津波防災都市として防災・減災の取り組みを行ってきた歴史をひもときながら、東日本大震災の教訓や現在の津波対策などを紹介します。 防潮堤建造当時の貴重な資料も多数公開しています。

防災学習・復興教育、体験と観光に
役立つコンテンツ

本アーカイブ公開の目的の一つは、宮古市民が防災・減災への取り組みの一助となり、後世まで広く長く災害伝承することです。また、宮古市外の方々に広く宮古市を知っていただき、実際に足をお運びいただき、三陸の美しい自然の中、災害と強くたくましく向き合っている宮古の人と自然とを直に見て感じて楽しんでいただくためのきっかけとなることを目的としています。そのための役立つ資料やコンテンツを公開しています。

地図機能の一つとして
「デジタルハザードマップ」を公開

公開資料は、さまざまな方法で検索できるようになっています。検索方法の一つ「地図機能」では、最新(2022年2月時点)の災害時危険想定区域等を記した「デジタルハザードマップ」を掲載しています。たとえば、防災学習や観光で宮古市を訪れた際には、ご自身がいる現在地においてハザードマップを確認しながら、過去の災害写真などを閲覧することができます。

災害の記録 (アーカイブPR動画)

資料提供元 (2023年3月24日時点 順不同・敬称略)

自治体
岩手県医療局、 岩手県沿岸広域振興局宮古水産振興センター、 岩手県沿岸広域振興局宮古地域振興センター、 岩手県沿岸広域振興局宮古農林振興センター、 岩手県環境生活部県民くらしの安全課、 岩手県教育委員会事務局教育企画室、 岩手県県土整備部下水環境課、 岩手県県土整備部河川課、 岩手県政策地域部政策推進室、 岩手県総務部総合防災室、 岩手県農林水産部漁港漁村課、 岩手県農林水産部農業振興課、 岩手県復興局まちづくり再生課、 岩手県復興局復興推進課、 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター、 岩手県保健福祉部長寿社会課、 岩手県立図書館、 盛岡市

防災関係機関
一般社団法人岩手県獣医師会、 山田町社会福祉協議会、 盛岡市社会福祉協議会、 日本赤十字社岩手県支部、 陸上自衛隊岩手駐屯地、 陸上自衛隊青森駐屯地、 三陸鉄道株式会社

NPO
NPO法人みやっこベース、 特定非営利活動法人津波太郎

観光協会
一般社団法人宮古観光文化交流協会

教育機関
東北大学災害科学国際研究所「みちのく震録伝」、 岩手県立宮古工業高等学校

新聞社
岩手日報社

その他
有限会社タウン情報社