岩手県の沿岸部のほぼ中央、本州では最東端に位置しています。東に太平洋を望み、西は北上山地を仰ぎ、市の西側は県都盛岡市と隣接し、南側は花巻市・遠野市・山田町に、北側は岩泉町に接しています。総面積は1,259.89km2で、岩手県の総面積15,278.86km2の約8.2%を占めています。
東は重茂(おもえ) 半島が太平洋の荒波をさえぎって宮古湾を形成しています。中央部を閉伊川(へいがわ)、南部を津軽石川、北部を摂待川(せったいがわ)・田老川が流れています。沿岸部は三陸復興国立公園、山間部は早池峰(はやちね) 国定公園として自然公園の指定を受けています。平地が少なく、総面積の約92%が森林です。
東西に広がる地勢から、地域により気象条件が四季おりおりの変化に富みます。沿岸部は太平洋岸気候の北部にあたり、夏は涼しく冬は積雪があまり見られず、比較的温暖で暮らしやすい気候です。一方、山間部は標高が高いことから、冷涼な高原気候で、冬は積雪も多く、森林の恵みが豊かです。
※災害アーカイブ資料には多くの旧市町村名が登場します。次の旧市町村の沿革を参考にしてください。
4つの市町村が合併して、
2010年に現在の宮古市の姿になりました。
明治22年(1889)市町村制施行により、宮古町となる。
大正13年(1924)宮古町と鍬ヶ崎町が合併
昭和16年(1941)宮古町・山口村・千徳村・磯鶏村が合併 し、宮古市となる。
昭和30年(1955)宮古市・花輪村・津軽石村・崎山村・重茂村が合併する。
明治22年(1889)市町村制施行により、田老村・末前村・乙部村・摂待村が合併。
昭和19年(1944)町制施行により田老町となる。
明治22年(1889)市町村制施行により、茂市村が蟇目村・腹帯村と合併し、また刈屋村が和井内村と合併。
昭和30年(1955)茂市村と刈屋村が合併して新里村となる。
明治22年(1889)
市町村制施行により、小国村と江繫村が合併し小国村に。
川井村・古田村・片巣村・箱石村・鈴久名村・夏屋村・川内村が合併し、川井村に。
門馬村・平津戸村・田代村が合併し、門馬村となる。
昭和30年(1955)川井村・門馬村・小国村が合併し、川井村となる。